副作用が強い?ジルテックの特徴

2019年08月03日

ジルテックは、アレルギー症状を抑えるために使われる抗ヒスタミン薬です。
成分はセチリジン塩酸塩で、1998年から販売されています。
セチリジン塩酸塩でヒスタミン受容体をブロックすることにより、アレルギー性鼻炎やじんましん・皮膚疾患に伴うかゆみの症状などをやわらげます。
ただ、脳内のヒスタミン受容体にも作用するため、眠気を起こすことがあります。
服用開始直後は、かなりの確率で眠気を感じることになりますが、ジルテックは抗ヒスタミン薬の中では眠気を感じにくいほうです。

ジルテックよりも後に発売された抗ヒスタミン薬よりは、たしかに副作用は強い傾向にありますが、ジルテックよりも前の世代の抗ヒスタミン薬よりは、副作用が弱めであることが知られています。
セチリジン塩酸塩を開発したのは、ベルギーの会社です。
その後日本で第一三共やグラクソ・スミスクラインがジルテックとして販売を開始しました。

重大な副作用としては、ショックやアナフィラキシー様症状・痙攣・肝機能障害・黄疸および血小板減少などが挙げられます。
こうした症状があったらすぐに服用を止め、受診しましょう。
起こりがちな副作用としては、眠気や倦怠感および嘔吐などが挙げられます。
眠気や倦怠感は、多くの人が感じる副作用です。
ただ、服用を続けていると、さほど眠気や倦怠感を感じなくなることが多いです。
服用開始直後は強い眠気を感じる可能性が高いので、運転前の服用には注意を要します。

抗ヒスタミン薬を妊婦が服用する場合は、ジルテックが推奨されているくらいですから、抗ヒスタミン薬の中で特に副作用が強いというわけではありません。
飲まないよりは飲んだ方が、眠気や倦怠感を感じる割合が高いということはあります。
薬に副作用はつきものであり、また、副作用の出方には個人差があります。
そうしたことを踏まえ、メリットとデメリットを併せて考慮し、服用するかどうかを考えていくことになります。

ジルテックと他の抗ヒスタミン薬を比較

ジルテックは第ニ世代と呼ばれる抗ヒスタミン薬で、それ以前の抗ヒスタミン薬よりも口の乾きや排尿障害および眠気などの副作用が少ないとされています。
一方ジルテックと似た成分のザイザルが2010年に発売され、ザイザルは更に副作用が少ないものとなっています。
ザイザルの成分は、レボセチリジン塩酸塩です、これは、ジルテックの成分であるセチリジン塩酸塩から、効果を持続させ、眠気を起こしづらい成分だけを抽出したものです。
そのため、ジルテックを服用したときよりも効果が高く、副作用も起こりづらくなっています。

ただ個人差はあり、ザイザルのほうが理論上は眠気が少ないわけですが、ジルテックのほうがむしろ眠気を感じにくいという患者もいます。

ザイザルなら、ジルテックの半分の量で同じ効果が得られるため、服用量は半分で済みます。
ジルテックの良いところだけを残して、ジルテックの12年後に発売された薬ですから、ザイザルのほうが好まれやすいようです。
しかし、ジルテックにはジェネリック医薬品がありますが、ザイザルにはありません。
そのためザイザルを利用すると、ジルテックよりも費用がかさみます。
ジェネリックでないジルテックも、同じ効果を得られる量で比較した場合、ザイザルより若干値段が高くなります。

ザイザルと同じ成分の市販薬は現在販売されていません。
一方ジルテックと同じ成分を同じ量含む市販薬は販売されています。
それがコンタック鼻炎ZとストナリニZです。
ジルテックの成分を同じ量含んでいるため、市販薬でもジルテックと同じような効果を得ることが可能です。
症状が慢性化していて、医療機関に足を運ぶ時間がない場合などは、便利に利用できます。